チャンネル登録

施工・現場

かぶり厚さとは

読み:かぶりあつさ別名:かぶり、被り厚さ、最小かぶり厚さ、設計かぶり厚さ

トラ山田

トラ山田コンクリートの「かぶり厚さ」って、どこからどこまで?

山田ザウルスいちばん外側の鉄筋の表面から、コンクリートの表面までの一番短い距離だよ。柱なら、主筋じゃなくて帯筋から測るんだ。
山田ザウルス

くわしく

鉄筋コンクリートの鉄筋は、まわりをコンクリートで包んで守っています。その包んでいる厚みがかぶり厚さです。測る起点はいちばん外側の鉄筋。柱なら帯筋、梁ならあばら筋です。

○ かぶり厚さ帯筋(いちばん外の鉄筋)の表面から × 主筋の表面から試験のひっかけ。主筋は帯筋より内側 青い線=帯筋 丸=主筋
柱の断面とかぶり厚さ(模式図・かぶりは見やすく太くしている)用語:かぶり厚さ縮尺:NTS山田の建築ラボ

何のため?

  • 耐久性:コンクリートは表面から少しずつ中性化します。中性化が鉄筋まで届くと、鉄筋がさびやすくなります
  • 耐火性:火事の熱で鉄筋が弱くなるのを防ぎます
  • 付着:鉄筋とコンクリートが一体になって力を伝えます

決まった値

部位最小(施行令79条)設計の目安(+10mm)
耐力壁以外の壁・床2cm(20mm)30mm
耐力壁・柱・梁3cm(30mm)40mm
直接土に接する壁・柱・床・梁・布基礎の立上り4cm(40mm)50mm
基礎(布基礎の立上りを除く)6cm(60mm)70mm

設計かぶり厚さ=最小かぶり厚さ+10mm。施工のずれを見込んで、鉄筋を加工する寸法はこちらで決めます(公共建築工事標準仕様書 5.3.5)。

※学会の仕様書 JASS 5 は2022年に改定され、「屋内・屋外」の区分が「非腐食環境・腐食環境」に変わりました。屋外に面する柱・梁などは最小40mm になります。どの基準の話かを確かめて読みましょう。

現場では

型枠と鉄筋の間にスペーサーをはさんで、かぶり厚さを確保します。コンクリートを打つ前の配筋検査で、スケールを当てて確かめます。

試験では

○×で確かめる問題は自作

柱のかぶり厚さは、主筋の表面からコンクリートの表面までの最短距離とした。

動画で見る

書いた人山田の建築ラボ(設計事務所の建築士が、図面・現場・試験の資料で確かめて書いています)

確かめた資料

更新2026-11-05